naomi1010’s diary

おばちゃんの日常

介護のプロに聞いたこと

昨日、母の施設へ行った時に、施設長やスッタフの方と、いろいろお話をさせて頂きました。

 

母が、おぼつかない足取りで歩く姿(スタッフが側で見守ってくださっている)を見ていた私は、施設長に「本人は、歩けないとを自覚するとか、・・・歩く事を諦める時があるんでしょうか❓」と、聞きました。

 

「ご本人が、諦めることはありません。骨折とか病気になって、入院した時に、安静にする事を強制されます。(手足を拘束する場合もある)高齢者は、数日間、数週間歩けなくなることで足の筋肉が衰えて、歩けなくなるんです。自分で諦めるんじゃなくて、強制的にそうさせられるんです。」

 

「入院したら、ほとんどの高齢者は寝たきりになってしまいます。病院は、寝たきりの製造器みたいです。」

 

「薬もどんどん出します。でも、その中には、あまり必要でない物もあります。認知症の薬も今は新薬が出ていますが、それは、症状を改善するのではなくて、今の状態を保つ為の薬でしかありませんし、新薬を飲んでも、生活の質が上がっているのか❓維持しているのか❓・・・正直、疑問な所です。(改善は見られない)」

 

「薬を飲むことは、リスクもあります。改善されることより、薬の副作用で食欲や睡眠に影響したり、飲み込む力が衰えたりすることもあります。そういう姿を見られて、御家族の判断で、薬を飲むのをやめる方もいらっしゃいますが、やめても、お変わりなく過ごされています。」

 

「飲み込む力が衰えてきた方には、ゼリー状の物や、とろみをつけて、なるべく口から栄養を取っていただくようにしています。病院に入院して、こちらに戻って来られる方もいらっしゃいますが、動けなくなって、食べられなくなってから帰ってこられます。ですから、なるべく早く退院する事をお勧めしております。」

 

 

病院は寝たきり製造器・・・そう聞いて納得しました。

 

母が骨折で入院した時の病室は、母以外の人は、寝たきりの高齢者でした。

リハビリ病院は、同じ階には、高齢者しか居なくて、母以外は、寝たきりで、仕切られたカーテンは、閉められたままで・・・ここに居たら、母は確実に動けなくなるだろうと思いました。

 

入院当初は、1〜2ヶ月の入院と言われましたが、2週間で退院させました(病院に連絡して強行しました)おかげで、今も自分で動くことができます。しかし、退院する時に、担当医からは、「骨折以外に病気があるので、検査してまた入院して下さい。」と、言われました( ̄▽ ̄;)

 

いろんな検査をしたら、悪いところが見つかることは当然でしょうが・・・はたして医者の言う通りに入院していいものか❓それで改善するのか❓それとも寝たきりになるのか❓・・・寝たきりになる可能性が高いと思い、施設長に相談しました。

 

「ここにいらっしゃる方々は、いろんな病気と付き合いながら暮らしていらっしゃいます。緊急な病気でない限りは、こちらで様子を見ながら、定期的に病院に通えばよろしいかと思います。」と、言って頂いて、病院には付き添ってもらっています。高齢者にとっては、病院は、病気を探すところでもあるんだと知りました(´∀`; )

 

おぼつかなくなっても、母が自分の足で歩いて、お友達のところに行って、楽しそうに話をしたり、みんなで歌ったり、体操したりする姿を見て、安心しました。

 

毎回、介護のプロの話を聞かせてもらって、勉強になります。病院にしても、薬にしても、知らないままでいたら、母は、寝たきりになっていたかもしれません。

 

最後に判断するのは、娘である自分ですが、そのためには、よく話を聞いて、理解した上で判断しなければならないと思いました。言われた通りにすること(入院や薬を飲むこと)が全てではないとわかりました。

 

今朝、忘れないうちに書き留めておこうと思いました。

誰でも、介護に向き合う日がやってきます。介護を担う立場になります。介護を受ける立場になります。

 

高齢者はもちろんですが、若い方でも、病気や怪我をきっかけに介護を受けている方もいらっしゃいます。決して他人事ではないと、身を引き締める思いでした。

 


昨日の晩御飯
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次女のリクエストで、お好み焼きを焼きました。この上にネギとキムチを乗せて食べました。旨かったっす❣️

 

今日も読んでいただいてありがとうございました。連休で、何処も人がいっぱいです。時間に余裕を持って出かけましょう。イライラしていたら、楽しくありませんからヾ(๑╹◡╹)ノ