今朝は、綺麗な朝焼けが見れました。今日も晴れですが、外は、風が冷たくて肌寒いです。体調に気をつけて、今日も明るくいきましょう(*￣∇￣)ノ
昨日、『認知症の第一人者が認知症になった』というドキュメント番組を見ました。
認知症研究の第一人者である医師の長谷川和夫さん自身が認知症になった時、自分の姿を見せることで、認知症とは何かを伝えたいという思いから、病気を公表し、家族に支えられながら、公演活動を続ける姿を取材していました。
長谷川さんは、かつて先輩の医師に「君自身が認知症になって初めて、君の研究は完成する。」と言われたそうです。長谷川さんの認知症は、緩やかに進行していくとのことで、調子が良い時は書斎で研究を続け、自分の考えをまとめていたそうです。
戦後まもなく精神科となり、40代で認知症を専門にしたそうですが、当初は、認知症が『痴呆』と呼ばれ、差別や偏見の対象となっていた時代だったそうです。具体的な診断基準がなかった時代に「長谷川式簡易知能評価スケール」を開発し、日本で初めて、認知症の早期診断を可能にした方です。
自分が診断されて初めて『想像以上の不安』に襲われたと・・「もうダメだ、何も出来なくなる。自分がなってみたら、生易しい言葉だけで、人様に申し上げることは、やめなくてはいけないと思った。こんなに大変だとは思わなかった。」と仰っています。
日々失われていく『確かさ』という概念。何回も同じことを言って、自信がなくなり、言わない方がいいかと思って『寡黙』になると仰いました。そして、認知症の胸の内を記録に残そうと、日記をつけているそうです。
「一生懸命やってきた結果こうなった・・どうも歳をとることは容易ではない。僕の生きがいはなんだろう？」
長谷川さんを支えているのは、奥さんの瑞子さん。仕事一筋だった旦那さんを支え、家事や育児は、奥さんが一人で担っていたそうでうす。
「病気になって、ようやく二人の時間が、ゆっくり持てるようになりました。」
「とにかくあんまり嫌な思い出を作らないようにしようと思います。上の空に行って、『あの時は・・』なんてことになると困るから、のんびりできてよかったね。くらいに思えるようにね。」と、笑顔で話されました。奥さん自身は腰を痛めて、介護認定を受けていらっしゃるそうです。
「僕の体や精神、心の全てに瑞子がいてくれる。この感覚は初めてだ、なんというのだろう、いつも瑞子とともにいる喜びだ、幸せだと思う。」
「朝起きて、今日は何をするんだろう、自分はどこにいるんだろうと、自分の在り方がはっきりしないが、彼女が傍にいて『おはよう、調子はどう？よく眠れた？』と言葉を交わしてあって、大丈夫なんだな、よかった。と、段々不安が薄れていって、確かさが戻ってくる。」
娘さんが、講演活動や研究を支えていらっしゃいますが、初めは、認知症になったことを、受け入れられずにいたそうです。父親の尊厳が失われてしまう・・・と思っていたそうです。行動を共にするうちに、段々と受け入れられるようになったということでした。
家に籠りきりにならないように、娘さんが、手を繋いで、行きつけの喫茶店に連れて行った時、笑顔で話すお父さんの姿があって、その姿は、昔と変わっていないと、娘さんは安心された様でした。
どんな状況でも、家族が支えること、家族の愛情が、本人の安心になると思いました。
父の晩年を思い出しました。病気になって、身体の自由が効かなくなって、段々と、言葉が減り、寝ていることが多くなりました。いつも笑顔で、歌うことが大好きだった父が、段々できなくなることを、はじめの頃は、見ていて辛いと思いました。でも、父はやっぱり父で、どんな姿になっても、私を愛してくれた優しい父に変わりはないと、思うようになりました。会話はできなくても、父に話しかけるようにしました。感謝の気持ちを伝えることにしました。病気で寝たきりになっても、私の心の支えであることに変わりはないと思いました。
『終わり良ければ総て良し』とよく言っていた通り、家族全員が揃って、話をしている時に息を引き取りました。家族みんなが、父の顔を見ていました。父は、安心したんだと思いました。
いつどうなるかなんて、誰にもわからないことですね。それなら、明るく笑っていようと思います。今を大切に生きようと思いました。
今日を大切にいきましょう(〃⌒ー⌒〃)ゞ
昨日の晩御飯
チキンカツ・キャベツの千切り・キムチの豆腐和え・ポテトサラダ・蒟蒻と竹輪の醤油炒め・味噌汁・りんごでした。キムチは、豆腐や納豆と一緒に食べることが多いです。マイルドになって食べやすいです。ポテトサラダは、今朝パンに挟んで食べました(*´∀｀)ﾉ
今日も読んで頂いてありがとうございました。寒くないように、服装に気を付けていきましょう。今日も一日お疲れ様です(￣∇￣*)ゞ
