naomi1010’s diary

おばちゃんの日常

八年前の記憶

数日前、多くの方が震災について書いていらっしゃいましたが、私はあの時どうしていたか▪▪▪思い出していました。

 

母が骨折したと聞いて、新幹線に飛び乗りました。ちょうど九州新幹線が開通した時でしたが、セレモニーや、CMは、自粛されたと記憶しています。

 

父は、持病があり、母が介護していましたが、父を支えようとした時によろけて、よろけた上に父が乗ってしまい、母は、膝を骨折してしまいました。

 

母が入院している間、父は近くの病院でお世話になりましたが、母は、手術が必要だった為、遠方の病院に入院することになりました。

 

母が父のことを心配して、会いたがっていたので、父の調子がいい時に、母の病院へ連れて行きました。

 

母は、退院したら、また父の世話をしたいと言いましたが、体力的にも精神的にも無理だろうと私が判断して、父を介護施設にお願いすることにしました。

 

現在、母がお世話になっいるところで、父は、デイサービスで利用していたので、すぐに相談できました。

 

母は、退院する時に、今度は脳梗塞で倒れました。幸い早期だったので、すぐに元気になりましたが、この入院をきっかけに、母も介護認定を受けることにしました。

 

高齢者は、ケガや病気が続きます。本人が回復して元気になっても、早めに介護認定を受けることをお勧めします。

 

今は、申請が多くて、認定されるまでに、かなりの日数がかかります。認定の審査は年々厳しくなっているようです。

一度認定を受けても、定期的にまた、審査を受けることになります。(一度認定されても、次の審査で認定されるとは限りません。)

 

この時父は、持病が悪化し、誤嚥性肺炎を併発した後に、寝たきりになりました。

 

そんな父に、入院先の病院は、ペースメーカーや、胃ろうの手術を勧めてきました。

 

回復して元気になるならまだしも、寝たきりで、しゃべれなくなった父に、手術は必要ないと判断しました。何より、父が、延命を望んでいなかったので、断りました。

 

担当医、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、介護施設との話し合いをして、父に、栄養の点滴を着けたままで、施設が受け入れてもらえることになりました。

 

施設では、父の大好きなベートーベンのCD を、ずっとかけてくださいました。

 

施設に戻って、ベートーベンの曲を聴きながら、穏やかな数ヶ月を過ごして、数年ぶりに家族が揃った時に、静かに息をひきとりました。

ちょうどスタッフや、看護師が席をはずし、家族だけが部屋に揃ったほんの一瞬の出来事でした。

 

家族でベートーベンを聴きながら話をしていた時でした。

「あっ、今だったね。」と、息を引き取る瞬間がわかりました。

きっと、みんなが揃うのを待ってたんでしょう。そんな気がした空間でした。

 

高齢になった親が病気になった時、延命の問題は必ずきます。

 

いろんな考え方があると思いますが、病院は延命を勧めます。そのための検査だけでも、親には、身体的に相当な負担を強いることになります。

 

その時にどうするのか、親自身は、どう思っているのか、意志の確認は、元気なうちにしておいた方がいいと思います。

 

まだそんなこと▪▪▪と、思っていても、突然の時には、判断が揺らぎます。

 

病院で、医療に関する専門的な話をされたり、ソーシャルワーカーに、延命治療をすることが当然のように言われたら、拒否した私がいけないのか?▪▪▪とも、思いました。

 

誰の為なのか、何の為にするのか、よく自分自身で考えておいた方がいいです。

 

それが親孝行だと思います。

 

親の幸せ、家族の幸せ、自分の幸せは、自分自身で、よく考えておきましょう。

 

本日の弁当
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唐揚げ▪いも天弁当。唐揚げは、揚げた後に酒みりん醤油を絡めています。弁当に入れる時は、しっかり味付けした方が、冷めても美味しいです。

 

今日も読んで頂いてありがとうございました。今日頑張って、明日はのんびりするぞ~。ケガしないように、慌てずいきましょう(⌒0⌒)/~~